環境会計・環境投融資9会社紹介(概要、沿革)方針(経営基本方針、行動指針、環境方針)環境マネジメント(推進組織図、認証取得、環境目標と実績)環境負荷の全体像環境パフォーマンスセメント産業と環境への関わりEnvironmental Report 2025コミュニケーション活動、その他環境への関わり2024関連するSDGs環境負荷低減への設備投資銀行の環境格付に基づく融資廃プラ破砕機・篩設備設置工事 カーボンニュートラルに向けた取組みの一環として、クリンカ製造の主な熱源である石炭使用量を削減すべく、廃プラスチック類の利用拡大を図っています。 多種多様な廃プラスチックをキルンバーナーで吹込みできるよう選別・加工するための破砕機及び篩機を、2024 年 6 月に新たに設置・運用を開始しました。 この設備を最大限活用し、非化石エネルギーへの転換及び化石エネルギー由来 CO2 排出量の削減を進めていきます。K-2 タイヤチップ投入設備復旧工事 2023 年 11 月にタイヤチップ投入設備で火災が発生し、設備が焼損しました。 タイヤチップの活用は CO2 削減には不可欠であり、早急に設備を復旧し 2024 年 4 月より運用を再開しています。 運用復旧に当たっては、消火設備や監視カメラを新たに取り付け、火災対策を施しています。 株式会社日本政策投資銀行(DBJ)様より、当社の環境経営が高く評価され、13年連続で「DBJ 環境格付」を取得しました。「DBJ環境格付」では、業界動向等を踏まえ、評価基準を毎年見直されているため、連続取得には企業の継続的かつ先進的な取り組みが必要であり、13 年連続の取得は、北陸地域においては当社が唯一です。 今回の格付では、以下の点が高く評価されました。・ 環境保全委員会を中心とした全社横断的な推進体制の下、事業活動において重要な環境指標に係る中期目標を設定し、毎月開催する生産技術会議にて進捗管理を行っていることに加え、年度毎にトップマネジメントレビューを通じて環境方針や環境マネジメントシステム全体の適切性を確認することで、環境経営全体の PDCA サイクルを構築している点・ 事業を通じた循環型社会への更なる貢献のため、セメント製造工程における処分場延命効果の具体的な算出により取り組み意義を確認しながら、エネルギー転換率の向上に向けた設備投資や他社との連携を継続的に行い、廃棄物・副産物の利用拡大につなげている点・ 「OB モニター制度」を活用し、地域住民の意見を積極的に取り入れながら周辺環境改善に関する施策を検討していることに加え、排ガス・エネルギー使用量等環境負荷データの全社的なフィードバックを基に、各従業員が日々の操業における個人目標を設定することを通じて環境意識向上を進めるなど、社内外のステークホルダーと協働しながら事業における環境負荷低減に努めている点 石炭削減効果:約1937 トン / 年 CO2 削減効果:約4478 トン / 年
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