環境報告書2018 敦賀セメント株式会社
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20Environmental Report 2018会社紹介(概要、沿革)方針(経営基本方針、行動指針、環境方針)環境マネジメント(推進組織図、認証取得、環境目標と実績)環境会計・環境投融資環境負荷の全体像環境パフォーマンスコミュニケーション活動、その他環境への関わりセメント産業と環境への関わり ●石炭灰 石炭火力発電所では、石炭を燃やした後に、石炭灰が発生します。セメント工場はこの石炭灰を天然粘土の代替として活用しています。これにより、粘土採掘量はゼロとなり天然資源の確保と自然環境の保護に貢献しています。 当社では、隣接している石炭火力発電所からの石炭灰の輸送をパイプラインを用いた空気輸送にて行なっており、積極的に企業間コラボレーションをしています。また、パイプラインによる空気輸送のため、トラック輸送によるCO2発生もありません。 ●廃タイヤ、廃プラスチック セメント製造には多量の熱エネルギー源を必要とし、化石燃料を使用しています。この熱エネルギー代替として古くから廃タイヤや廃プラスチックなどを活用しています。 ●下水汚泥 下水処理場で発生した下水汚泥は、脱水処理を行ったケーキ(水分約80%)の形で工場に持ち込まれます。 この下水汚泥はセメント原料及び燃料の一部として有効利用されます。汚泥中の可燃性有機物は、4,000~4,500kcal/kgの熱量を持っており、燃料代替となります。 なお、汚泥は臭気があるため、受入・輸送設備は建屋にて囲い密閉式としているとともに、臭気が外部に漏れ出さないよう抽気し、ロータリーキルンでの燃焼空気としています。 ※2000年完成の1号機と2003年完成の2号機合わせて、年間3万トン以上の処理能力があります。  また、下水汚泥と同等の性状である各種産業の脱水汚泥も処理しています。 ●ASR(自動車シュレッダーダスト) ASRとは自動車リサイクル法に基づく廃棄物で、自動車内装材、ゴム、ウレタン、ガラス、金属くずなどの混合廃棄物です。塩素バイパス増強の工事が完成し、それ以降、受入を大きく増やしています。 ※ASR : Automobile Shredder Residue ●廃酸、廃アルカリ 産業廃棄物の種類に「廃酸」「廃アルカリ」を追加し、2012年11月より受入を開始しています。今後も、更なるリサイクルの活用の展開を考えています。 ●事業区分(混合・乾燥・焼却)の追加 2014年11月に産業廃棄物許可証の事業区分に「混合・乾燥・焼却」を追加しました。これは、下水汚泥について、乾燥保管施設に所定の性状になるまで保管後、他の廃棄物同様セメント焼成炉で焼却処理されるものです。左上:石炭火力発電所、中央:パイプライン左下:石炭灰サイロ石炭灰(フライアッシュ)輸送設備下水汚泥処理設備

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