環境報告書2017 敦賀セメント株式会社
20/30

18Environmental Report 2017会社紹介(概要、沿革)方針(経営基本方針、行動指針、環境方針)環境マネジメント(推進組織図、認証取得、環境目標と実績)環境会計・環境投融資環境負荷の全体像環境パフォーマンスコミュニケーション活動、その他環境への関わりセメント産業と環境への関わりセメント産業と環境への関わりセメント製造における廃棄物・副産物の活用 セメントの製造工程は、「原料」、「焼成」、「仕上」の3つの工程に分けられます。①原料工程(ベージュ色の部分) セメントの主な原料である石灰石、粘土、珪石、鉄原料などを所定の成分となるように調合し、原料粉砕機(原料ミル)(紫破線囲み部)にて乾燥・粉砕します。②焼成工程(ピンク色の部分) 粉末原料はロータリーキルン(青破線囲み部)の排熱を利用したサスペンションプレヒーターと呼ばれる原料予熱設備に投入され、予熱、昇温された後、ロータリーキルンの中に入り、約1,500℃の高温で焼成されます。その後、エアクエンチングクーラーと呼ばれる装置で急冷し、クリンカという中間品ができます。③仕上工程(薄緑色の部分) クリンカに石膏を加え、仕上ミル(茶破線囲み部)で粉砕することでセメントが出来上がります。●Question—1.——「セメント工場では、なぜ、廃棄物が処理できるのですか?」 セメントの主要成分はCaO、SiO2、Al2O3、Fe2O3であり、これらを含んだ原料として、石灰石、粘土、珪石などの天然資源が使われています。火力発電所などで発生する石炭灰や製鉄所からの副産物である高炉スラグなどの廃棄物・副産物にもセメント製造に必要な成分CaO、SiO2、Al2O3、Fe2O3が含まれていますので、これらを天然原料の代替として使用することができます。原料代替として使用する廃棄物・副産物は、石灰石、珪石などの天然資源と同様の方法で調合し、セメント原料の一部となり、ロータリーキルンで高温焼成されます。なお、廃棄物中の有機物は、高温焼成の過程で分解されます。化学組成(%)セメント製造に必要な各種原料の成分例酸化カルシウムCaO63~6547~55~5~2二酸化ケイ素SiO220~23~445~8070~95酸化アルミニウムAl2O33.8~5.8~210~302~10酸化第二鉄Fe2O32.5~3.6~23~10~5普通ポルトランドセメント天然原料石灰石粘 土珪 石化学組成(%)主な廃棄物・副産物の成分例酸化カルシウムCaO30~605~205~30~5二酸化ケイ素SiO220~4540~6520~3050~80--酸化アルミニウムAl2O310~20---10~3020~505~15酸化第二鉄Fe2O3~540~903~105~105~15副産物廃棄物石炭灰下水汚泥高炉スラグ酸化鉄原料鋳物砂~105~20廃タイヤ

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る